内山亜紀
ブルセラ天使【電子版特典付き】
作品内容この単行本が出版された1993年は、空前のブルセラブームが到来した年。女子校生の使用済み(とされた)ブルマやセーラー服を販売するブルセラショップが大流行。そのブームに乗っかっただけかと思うタイトルだが、巻頭作品の「バブルソープ少女合戦」に、ブルマ好きで有名だったマンガ家、雨宮淳のパロディをもってくるあたり、タイトルもそこまで適当ではないと思われる(いや、やっぱり適当だ)。内山亜紀作品としては中期にあたる最もパロディー作品が多かった時期の短編集の1つ。どんなパロディーが隠れているか探しながら、内山エロパロワールドを是非楽しんでもらいたい。15作品を収録。
りぼんとなかよし【電子版特典付き】
作品内容内山亜紀の単行本のタイトルは、ほぼ編集者の気まぐれでつけられるものがほとんどであり、著者内山亜紀の意向はほとんど反映されていない。いや、そもそも著者に意向などないのだ!しかしこの単行本「りぼんとなかよし」だけは例外である。内山亜紀のマンガ投稿癖は事実であり、プロになってからも有名出版社にペンネームを変えて投稿するという、投稿テロを行っていた。そんなボツ原稿までも単行本にするという暴挙に出た編集者との共同正犯がこの本になる。そんなマンガ界全方位を敵に回しつつも、それ自体をネタ、そしてエロに昇華する内山ワールド。完全描き下ろし「美少女バーチャルファイル」を含む5作品を収録。
少女淫夢【電子版特典付き】
作品内容2002年に発行された、内山亜紀、新作を収録した最後の商業単行本作品。収録作品は、完全書き下ろし長編のAIKOと、何故か今まで収録されてこなかった未収録作品を含む22作品+イラスト集。AIKOはある少女AIKOに魅せられ、彼女を求め狂気化していく若い男と、生贄になり、凌○されていく美少女たちを描いたクライムストーリー。90年代の内山作品はブルセラ、コギャルブームなどで比較的グラマーな女子学生が登場する作品が多かったが、ミレニアムを超え、内山亜紀の原点回帰というか、AIKOは作者が最も萌える美少女への想いが爆発したかのような展開になっている。他に収録されているさまざまな時代の内山亜紀作品と比べつつ、内山美少女の「総括」ができる1冊になっているとも言えよう!