Toggle Menu

オリジナル漫才『夏』

Published by Leave a comment

静まり返った東京ドーム。その中央に立つ男2人組。

会場中の視線を集める彼らは、遠目にも目立つ深紅のスーツに身を包んでいる。

不気味なほどの無音に突如かすかなマイクハウリングが響いたのち、

「ほならぼちぼち始めよか~」

洪水のように湧き起こる大歓声。

ーーー静寂は破られた。

 

 

ボケ長谷山: はいどうも〜。『マグマ』です〜。

 

 

ツッコミ福澤: ねぇ。よろしくお願いします〜。

 

 

ボ長谷山: 長谷山と…チョコラブのコンビでやらしてもろてます(つかみ)

 

 

ツ福澤: いや!誰がチョコラブや~!(人差し指を突き上げ、体を傾けながら) 

     俺女子中学生に名付けられてないねん!  

      …いや、やっと梅雨明けたね!

 

 

ボ長谷山: もう空も晴れ渡って、川も干上がって。

 

 

ツ福澤: うんうん…そんな地域もあるんかな。

 

 

ボ長谷山: 今朝なんか、家の前に動物の白骨転がってましたからね。

 

 

ツ福澤: いや、『砂漠の国ダマラサーム』か!

 

 

ボ長谷山: いやいや…俺んち天王寺やけど。それどこ?

 

 

ツ福澤: お前が俺の脳内に築いた王国や!!(人差し指突き上げつつ、ブルブル)

 

 

ボ長谷山: その国の周辺、キャラバンを襲う盗賊団おらんか?

 

 

ツ福澤: いやおるけど…! 勝手に俺の脳にダイブすな! 

     …ねぇ、しょうの無い奴ですわ〜。

 

 

ボ長谷山: ごめんごめん。俺また1回電子になってお前の頭の中泳いでたか。

 

 

ツ福澤: こいつすぐ相方に“精神侵蝕”(マインドダイブ)かましよるんですわ。

     いや夏の話ですねん! 夏はイベントが多いですからね~。

 

 

ボ長谷山: 夏といえば、怪談!

 

 

ツ福澤: 怪談!小さい頃よう読んでましたわ。

     トイレの花子さんとか、きさらぎ駅とかねぇ。

 

 

ボ長谷山: ディメンションババアとかな。

 

 

ツ福澤: いや聞いたことないわ!マッハババアとかおるけど。たぶんレベル違うやろ。

 

 

ボ長谷山: まぁでも怪談て大体聞いたような話ばっかりやけどな、トンネルとかタクシーとか駅で幽霊が出てしまいや…。

      創作意欲が無いやつばっかりですねん。

 

 

ツ福澤: なんやねん。怖い話の創作意欲て…。

 

 

ボ長谷山: 俺やったらもっと怖くできるよ。ほんで、もっと切なくできるよ。

 

 

ツ福澤: おお、めちゃ言うやん…。

 

 

ボ長谷山: 締め付けられるような哀愁、ご堪能あれ。

 

 

ツ福澤: すごい自信やんけ。ほんじゃちょっと作ってみてや。

 

 

ボ長谷山: まず、タイトルが「次元の婆」。

 

 

ツ福澤: ディメンションババアやないかえ!もうええねん。

 

 

 

 

 

【お知らせ】
ブロガーズ・バトルロワイヤル(にほんブログ村)に参加中です。

クリックでご協力お願いします。

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

 

 

Categorised in:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA